滋賀県大津市北部の仰木地区は比叡山の麓に位置する場所にあります。この仰木地区の集落は滋賀県の豊かな自然を象徴するような場所で、千年以上前から存在しています。
そして仰木地区といえば美しい棚田の風景で有名です。棚田とは丘陵地や山の斜面に作られた田んぼのことで、階段のようになっているのが特徴です。
「仰木の棚田」は伊香立方面に向かう県道47号沿いに見られ、田んぼと田んぼの境界の盛土のしきりである畔は美しい曲線を描き、その様はまるで等高線のようです。
そんな「仰木の棚田」の中でも特に有名なのが馬の蹄の形をした棚田で、その名の通り馬蹄のようなU字型をしていて、最も美しい景観と評されています。
その美しい景色を一目見ようと全国各地から多くの人がここを訪れます。
「仰木の棚田」は古くから農家の方たちが地道に作り上げてきたもので、貴重なものなのですが、最近では後継者不足などが原因で使われていない棚田も多くあるそうです。
そこで大津市では棚田の美しい風景を守るため、棚田の復元や保全を含めた様々な対策を行っていくそうです。
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