滋賀県大津市にある建部大社は、長い歴史を持つ由緒ある神社であり、近江一の宮として知られています。本殿には日本武尊、権殿には大己貴命を祭神として祀っています。
建部大社では、毎年8月に「船幸祭」が開催されます。この祭りは、日吉大社の「山王祭」、天孫神社の「大津祭」とともに大津三大祭の一つに数えられており、日本武尊の海路東征の故事に由来します。
本祭は8月17日に行われ、その際に花火大会も行われます。
建部大社から川岸まで巡行する大小の神輿が御座船に乗せられ、瀬田川を巡航します。神事の後、船団は夕闇の中、かがり火や提灯の明かりを川面に映し出しながら瀬田の唐橋まで戻り、花火大会が始まります。
船幸祭は、大津市の夏の風物詩の一つであり、夏の終わりを告げるイベントとして親しまれています。
開催場所となる瀬田唐橋周辺へは、JR琵琶湖線の石山駅から徒歩で約15分、京阪石山坂本線の唐橋前駅から徒歩約3分です。
船幸祭の迫力ある花火と共に夏の夜のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
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