滋賀県大津市膳所には、鉄釉の茶褐色で素朴な形が特徴の焼き物「膳所焼」の窯があります。
「膳所焼」は1621年に膳所城主の菅沼織部定芳が御用窯としたのが始まりとされていて、その後江戸時代初期に茶人である小堀遠州の指導により、好みの茶陶を焼く「遠州七窯」の一つに数えられるようになり、茶陶として有名になりました。

明治時代になると、廃藩置県の影響により藩窯としての「膳所焼」は失われてしまいますが、大正時代になって「膳所焼」が廃れてしまうことを惜しんだ大津市に住む岩崎健三氏と日本画の巨匠山元春挙氏が別邸に登り窯を築き「復興膳所焼」として「膳所焼」を再興しました。

そのように「膳所焼」の再興に尽力した人々の努力のかいもあって、膳所窯は現在では陶磁器業界はもちろんのこと茶道界においても有名な存在となっています。

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