3月に入ると日吉大社の例祭である日吉大社山王祭が始まります。山王祭は「大津祭」「船幸祭」と並ぶ湖国三大祭の一つで、大津市の無形民俗文化財にも指定されています。
「山王さん」の愛称で親しまれているこのお祭りは毎年3月1日から一か月半かけて行われ、各地で時には勇壮に、時には華やかに、時には古式ゆかしい祭礼が執り行われます。

長期間にわたって行われる山王祭ですが、中でも特に盛り上がるのが4月12日から14日までの3日間です。

12日には「午の神事」という、牛尾山の原始的な地主神信仰に基づいて、山の上にある社から東本宮拝殿まで、松明を灯して神輿をかつぎ降ろす祭礼が行われます。
13日には甲胄を身につけた武者や烏帽子と鎧に身を固めた子供たちが、その日の夜の出産に臨む神様に祝いの花を供える儀式である「花渡り式」と、東本宮系4社の神輿を宵宮場の板敷きの床が壊れるかのように振動させて降り落とす豪快な儀式である「宵宮落し」が行われます。
14日には「例祭」という、日吉大社の年間行事の中で最大の神事が行われます。午後からは神輿を御座船に乗せてびわ湖を渡る神輿渡御が行われるのですが、こちらは前日までとは打って変わって、歴史絵巻を見ているかのような華やかな神事となります。

山王祭が行われる日吉大社へは、電車を利用する場合はJR湖西線比叡山坂本駅から徒歩で約20分、京阪石山坂本線坂本駅から徒歩で約10分です。自動車を利用する場合は、名神高速道路京都東I.C.を降りて西大津バイパスに乗り約20分です。境内には50台収容できる駐車場があります。
http://hiyoshitaisha.jp/event/sannou/ 山王祭 日吉大社 滋賀県大津市

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