滋賀県大津市には数多くの名産品がありますが、その中の一つに「三井寺力餅」があります。
小餅にお店独自のきな粉とみつをまぶした素朴なお菓子で、平成8年には滋賀県観光土産品審査会において、一般消費者による人気投票で1等に選ばれ、「食べログ ベストスイーツ2013」に選ばれたこともあります。また、平成19年に「全国豊かな海づくり大会」が大津市で開催された際、両陛下が「三井寺力餅」をお茶菓子としてお召し上がりになられたことでも有名です。

「三井寺力餅」の由来にはかの有名な武蔵坊弁慶が関わってきます。
昔、延暦寺と三井寺の仲が悪く争っていたころに、比叡山の僧たちが挙兵して三井寺に攻め入ったことがありました。その際陣頭に立っていたのが武蔵坊弁慶で、三井寺の堂塔伽藍を焼き払い、さらに美しい音色を出すことで有名だった三井寺の鐘を戦利品として比叡山に持ち帰りました。比叡山に持ち帰った後その鐘をつくと、「帰りたい」という意味の「イノー、イノー」という音色が鳴り響いたそうです。その後弁慶はその鐘を三井寺に返したとされています。

その後時代が進み、ある商人によって、弁慶が鐘を比叡山に運んだその怪力にちなんで餅が販売され始めました。これが「三井寺力餅」の始まりとされています。

製造販売している店舗「三井寺力餅本家」は大津市浜大津にあり、京阪浜大津駅で降りて徒歩で約1分の距離です。力餅の販売は大津市の本店と名神高速道路草津SAで行っているようです。

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