滋賀県大津市長等に1958年創業の和菓子店「叶匠壽庵」があります。このお店はかつて大津市の職員であった芝田清次氏が自身の茶道の経験を活かして和菓子屋を自宅に開業したのが始まりで、最初は和菓子作りに関する知識に乏しい素人だったそうです。
和菓子を作っているメーカーは長い歴史を持つ老舗が多いのですが、「叶匠壽庵」は比較的歴史が浅く、その分常識にとらわれない新しい商品の数々を生み出し今日まで成長を続けてきました。
特に1971年に発売された小豆と求肥を合わせた棹菓子「あも」は大ヒットし、全国菓子大博覧会で賞をとるなど、店を代表するヒット商品となっています。
また、柚子や梅など数多くの植物が植えられた広大な敷地に菓子工場やイベントホール、川床テラスカフェ、茶席、食事処などを設けた「寿長生の郷」を造ったり、滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホールの公式スポンサーになったり商店街の再生をサポートするまちづくり会社「百町物語」を設立したりするなど地域の活動もに行っています。
叶匠壽庵 http://www.kanou.com/ 滋賀県大津市
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