現在滋賀県大津市の酒蔵において「夏酒」の出荷作業が始まっております。例年これからの季節は日本酒の出荷量が減少する傾向にあるため、なんとか売り上げをアップさせようと滋賀県大津市内のそれぞれの酒蔵において工夫を凝らした商品の開発が活発に行われています。

例えば夏用のにごり酒があります。通常年始に飲まれるにごり酒には、炭酸ガスを抜くための穴が瓶の蓋にあるのですが、夏用のものにはその穴がありません。これは故意に炭酸ガスを内部に閉じ込めることによって、冷やした場合でも飲んだ時の味わいを爽やかなものにするという意図があります。

滋賀県大津市では20年以上前から夏用の日本酒の開発は行われてきましたが、その努力の結果ここ数年で集荷量は着実に増加しています。夏用の日本酒は飲み方のバリエーションが広く、夏でも日本酒は十分に楽しめるのです。そうなると滋賀県大津市の日本酒は一年中いつでも楽しむことができるということになり、今後の商品開発にも期待がもてるというものです。