滋賀県大津市にある三井寺には、高雄神護寺、宇治平等院と並んで「天下の三銘鐘」の一つに数えられる梵鐘で、近江八景でも有名な「三井の晩鐘」があります。
「三井の晩鐘」は音色が美しく、ラの音の4分の1ほど低い音で鳴るが、風向きによって響き方が違ったりして、場所や季節ごとに、何度でも楽しめる音で、日本一の響きであるといわれています。
「三井の晩鐘」は、1602年4月21日に、当時三井寺長吏であった第百三十七代道澄師によって、奈良時代に作られた「弁慶の引き摺り鐘」を模鋳して作られ、古くから参詣する人々や旅行者などが数多く訪れる名所でした。
そして大晦日には、「三井の晩鐘」で除夜の鐘が鳴らされます。希望者は鐘撞き冥加料1,000円を払って鐘を撞くことも出来ます。
三井寺へのアクセスは、電車を利用する場合はJR琵琶湖線大津駅から徒歩で約20分、JR湖西線大津京駅から徒歩で約15分、京阪三井寺駅から徒歩で約7分です。自動車を利用する場合は名神高速道路大津ICから約10分です。有料の駐車場があるので利用するとよいでしょう。
■天台寺門宗総本山園城寺 三井寺
http://www.shiga-miidera.or.jp/
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