滋賀県大津市の三井寺にある塔頭寺院のひとつ勧学院客殿は、室町時代の建築様式を代表するもので国宝に指定されています。
元々は1239年に学問所として創立され、その後豊臣秀吉による破却や火災によって損なわれてしまいますが、1600年に豊臣秀頼が施主となり、毛利輝元によって再建され、現在に至ります。
勧学院客殿は内部が南北に3列に分かれているのが特徴で、南列の一之間と二之間には、 安土桃山時代の絵師狩野光信による華麗な障壁画が飾られています。
学問所として大人数で利用することを想定して全ての部屋は襖で仕切られてていて、必要に応じて襖を取り払って広い空間にできるようになっています。
また、広縁の向こう側には池泉式庭園が広がっており、様々な植物が植えられた山腹が高所へと続いていて、中央に土橋が設置された池などもあり、学問の息抜きとして目や心を癒すことができるようになっています。
勧学院客殿は普段は一般公開は行っていませんが、事前に申し込むことで特別拝観は可能です。ご覧になりたい場合は事前に申し込んでから訪れるようにしましょう。
勧学院客殿がある三井寺へのアクセスは、電車を利用する場合は京阪石山坂本線三井寺駅から徒歩で約10分、自動車を利用する場合は名神高速道路京都東ICから西大津バイパスを経由して約10分です。
■三井寺(園城寺)
https://miidera1200.jp/
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