滋賀県大津市の京阪石山坂本線「中ノ庄」駅から東へ徒歩約5分、住宅街の一角に静かに佇む篠津神社は、古くから地域の人々に親しまれてきた由緒ある神社です。
祭神として素盞鳴命を祀り、厄除けや災難除けの神として篤い信仰を集めています。
創建年代や詳しい社歴は明らかではありませんが、古来よりこの地の産土神として人々の暮らしを見守り、江戸時代には歴代藩主からも深い崇敬を受けてきました。
とりわけ江戸時代に入ると、膳所藩主であった本多家の厚い保護を受けるようになります。社領二十二石が与えられたほか、社殿の修復もたびたび本多家によって行われ、藩の信仰の中心の一つとして大切にされていました。現在の社殿は、万治4年(1661)に本多俊次が藩主を務めていた時代に造営されたもので、歴史の重みを今に伝えています。
篠津神社を訪れてまず目を引くのが、重厚な表門です。この門は1872年に旧膳所城から移築された高麗門で、本瓦葺の堂々たる姿が特徴です。左右に控柱を備えた格式ある造りは、膳所城の面影を色濃く残しています。城郭建築としての価値も高く、重要文化財に指定されている貴重な遺構です。門前に立てば、城下町として栄えた往時の膳所の風景が想像されることでしょう。
また、境内には樹齢約400年と伝わるケヤキの巨木がそびえ立ちます。長い年月を経てなお力強く枝を広げる姿は、神社の歴史そのものを見守ってきたかのようで、訪れる人に深い印象を与えます。
さらに篠津神社は、円満院門跡の常尊法親王や覚淳法親王、有栖川家からも崇敬を受け、鳥居額など多くの寄進が残されています。膳所城主をはじめ戸田氏、菅沼氏、石川氏、本多家といった歴代領主の信仰も長く続き、地域のみならず名門ゆかりの社として歴史を刻んできました。
篠津神社へのアクセスは、電車を利用する場合は、京阪石山坂本線「中ノ庄」駅から徒歩で約5分で、自動車を利用する場合は、名神高速道路大津ICから約15分です。
膳所城の記憶を今に伝える歴史建築と、静かな境内に息づく信仰の歴史に触れられる神社です。
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