滋賀県大津市の比叡山延暦寺内の横川中堂において、2024年10月26日（土）～11月24日（日）までの間、普段は遠くからしか拝観できない聖観音菩薩や、その両脇の不動明王像と毘沙門天像、またそれに加え普段は僧侶のみが立ち入れる内陣の細部まで間近で拝観することができる、「横川中堂内陣特別拝観」が行われます。
横川中堂は横川地域の中心となる建物で、848年に慈覚大師によって創建されました。
別名首楞厳院とも呼ばれる横川中堂は、昭和17年に雷火で全焼し、現在の建物は昭和４６年に再興されたものです。
建物は舞台造りで全体的に船に見えるのが特徴で、中央部には本尊として国の重要文化財である聖観音菩薩が祀られています。
ちなみに境内にある横川鐘楼も国の重要文化財に指定されています。
開催期間中は同じ横川地域でもみじ祭りも開催され、キッチンカーが出店したり、無料抽選会が行われたりしますので、特別拝観を楽しんだ帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
横川中堂へのアクセスは、京阪バス・京都バスの「延暦寺バスセンター」停留所で乗り換えて「横川」停留所で降りてすぐです。
拝観時間は10：00頃～15：30までで、料金については特別拝観の料金は無料ですが、延暦寺巡拝料として1000円が別途必要となります。
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