室町時代の大津市では比叡山延暦寺が巨大な軍事力、権力を持っていてその勢力は拡大していく一方でした。
そのため室町幕府の6代将軍足利義教や織田信長など時の権力者たちからたびたび攻撃を受けていました。
織田信長による有名な延暦寺焼き討ちの後、明智光秀が坂本城を築城し、信長の安土城とともに天下布武の拠点となっていました。その後豊臣秀吉もこの地に大津城を築き、びわ湖の水運を掌握していたことから、信長・秀吉は天下統一の拠点として大津をとても重視していたことがわかります。
その後天下分け目の関ヶ原の戦いではこの大津城において、東軍が西軍の毛利軍を足止めし、東軍の勝利に多大な貢献をしました。戦後大津城は徳川家康によって廃され、東海道の押さえとなるべく膳所崎に膳所城が築かれました。
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