走井は昔の山城国と近江国の境、現在では大津市の京阪京津線大谷駅の近くにあり、そこから湧き出る清水は、日本の名水として有名です。歌川広重の東海道五十三次の中の大津の錦絵には走井の水が湧き出ている井戸の傍にある茶店で旅人が休憩している光景が描かれていますが、この茶店が現在の月心寺だといわれています。

走井の水は多くの作家や詩人がその作品のなかで取り上げてきたことでも有名です。拾遺和歌集の清原元輔や後拾遺和歌集の藤原基経などが詠んだ歌の中で走井のことが出てきます。それほど有名な走井ですが、傍の茶店はやがて住む人もなく荒れ果てていき、そのまま失われてしまうことを惜しんだ大正時代の日本画家橋本関雪がそこを自らの別邸にして保存し、その後月心寺となりました。

橋本関雪が別邸にした場所は元々、特徴である水を活かした、趣のある庭園で、江戸時代中期に広く普及した作庭書「築山庭造伝」で紹介されるほどの名庭でした。橋本関雪はこの庭園を走井居と名付け、現在ではここで精進料理を頂くことができます。

月心寺へのアクセスは、電車を利用する場合は京阪京津線大谷駅から徒歩で約5分、自動車を利用する場合は名神高速道路京都東I.Cから約3分です。駐車場は無いので訪れる際はなるべく公共交通機関を利用しましょう。
http://gesshinji.jp/ 瑞米山 月心寺 滋賀県大津市

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