滋賀県大津市の坂本は古くから隠居した僧侶の住宅である里坊が立ち並び、穴太積みと呼ばれる石垣のある街路がめぐらされ、比叡山延暦寺の門前町として栄えてきました。
そんな坂本の町に脈々と受け継がれているのが伝統野菜の「食用菊」です。

「食用菊」といえばよくお刺身のつまとして添えられていますが、坂本では昔から家の庭や畑などで栽培されていて酢の物やおひたしにして食べられてきました。
元々は比叡山延暦寺の開祖である最澄が大陸から持ち帰ったもので、平安時代のころから栽培が始まったそうです。

シャキシャキとした食感が特徴で、坂本では食用菊を食べないと秋が来た気がしないといわれるほど、現在では日々の生活に根付いた秋の味覚となっています。
しかし「食用菊」は繊細な作物で栽培がとても困難であることから今は栽培する農家が減ってきていて貴重な作物となっているそうです。

そんな「食用菊」を使った郷土料理を食べたいとお考えの方におすすめなのが西教寺です。
天台真盛宗の総本山で紅葉スポットとしても有名な西教寺では11月の中旬から期間限定で菊づくしの郷土料理「菊御膳料理」を販売することになっています。

紅葉狩りに出かけた際には西教寺を訪れて大津市坂本の郷土料理「菊御膳料理」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

真栄ハウジングは滋賀県大津市で新築一戸建てや分譲地の販売を行っています。滋賀県大津市で新築一戸建て・分譲地をお探しの方はぜひお気軽にご相談ください。