びわ湖といえば、日本で最も大きな湖であるということはみなさんよくご存じだと思います。しかしびわ湖が日本一なのはサイズだけではないことはあまり知られていないのではないでしょうか。

サイズ以外のびわ湖の日本一は実はその歴史にあります。
びわ湖が誕生したのは今から約400万年~600万年前で、現在の三重県があるあたりで起きた地殻変動によって生まれたとされています。

その後誕生した湖は徐々に北に移動し、約100万年前に比良山系にぶつかって現在の位置に落ち着いたそうです。

世界的に見てもびわ湖の歴史は古く、約3000万年前に海から孤立して誕生したとされる「バイカル湖」、推定で2000万年前に誕生したとされる、タンザニアの西にある淡水湖「タンガニーカ湖」に次いで世界で3番目に古い湖です。

このようにびわ湖はサイズだけでなくそれ歴史においても日本一です。日本で最も大きく、豊かな自然に囲まれた美しい環境と悠久の歴史を感じさせるこの湖をこれからも大切にしていきたいものです。