滋賀県大津市には紫式部に縁のある場所が2ヶ所あります。一つは石山寺、もう一つは打出の浜です。石山寺は紫式部が源氏物語を書くための構想をまとめた場所と考えられていて、打出の浜は父親が若狭に赴任することになり、一緒に赴任先へ出発した場所と考えられています。

このような紫式部との関係を何らかの形に残すため滋賀県大津市では、3つの花壇を作りました。
源氏物語には様々な草花が登場しますがその中には今では絶滅危惧種の指定を受けているものも多く存在します。そうした草花を後世に残し、源氏物語の感動を伝えていくためにその花壇は作られました。

3つの花壇の内1つはびわ湖岸の「なぎさのテラス」の入口のあたりにある「式部の庭」です。ここでは「西洋十二単」や「小紫」など20種類ほどの草花が植えられています。

2つ目は駅から打出の浜へ行く途中にある「さざなみの庭」で3つ目は琵琶湖ホールの2階から見下ろせる斜面に作られた「源氏の庭」です。「源氏の庭」にはアヤメやハギ、原種フジバカマ、キキョウ、ノカンゾウ、和種ムラサキなどが植えられていて、さらに縦線と横線の組み合わせで香の組み合わせを表現した「源氏香」をかたどったツゲの植栽も見られます。

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