かつて行われた琵琶湖の総合開発などが原因で内湖や湖岸に生育していたヨシ群落は約128ヘクタールまで減ってしまいました。その状況をなんとかしようと1992年に滋賀県はヨシ群落保全条例を制定し、減ってしまったヨシ群落を回復させる取り組みを始めました。目標としたのは昭和20年代、30年代のころの約261ヘクタールでした。

その後2015年に滋賀県大津市で琵琶湖のヨシ群落保全の在り方について議論する「県ヨシ群落保全審議会」が開かれ、回復させようと取り組んでいたヨシ群落がかつて目標とした約261ヘクタールの約7割となる約183ヘクタールまで回復したと報告されたようです。

ヨシ群落の回復は行政のみならず市民も取り組んできた活動であり、最近ではヨシを刈り取ってそれを様々な用途に活用するなど特にその活動が活発になっていました。
しかしまだ目標達成には至っておらず、今後の活動に期待が寄せられます。

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