大津市で15日に行われる「青鬼まつり」で使われる青鬼の像が完成し、5月6日滋賀県大津市の石山寺の東大門の前に立てられました。青鬼像は骨組みがワラでできており、それを杉の葉っぱで覆うように作っていきます。その際使用される杉の葉は石山寺の境内で集められたものばかりでその量は軽トラック3台分です。製作したのは大津市の近隣住民や石山観光協会のメンバーで、3時間ほどかけて製作されます。

この青鬼像が用いられる青鬼まつりは 、青鬼無病息災を祈る祭りで毎年5月の第二日曜日に行われます。石山寺で学んでいた朗澄律師がその死後自ら鬼となって降魔招福を祈願したことが始まりで、今ではすっかりそんな朗澄律師をしのぶ恒例の行事となっています。

青鬼まつりは15日の午前9時半開始、東大門に立てられた青鬼像の前で法要が行われたり、厄除けや無病息災の効果があるとされる青鬼うちわが配布されます。

石山寺へは、電車で行くなら京阪石山寺駅で下車して徒歩10分、自動車で行くなら名神高速道路瀬田西・東インターから10分で行くことができます。