京都府と滋賀県の境に位置する標高443メートルの岩間山。その中腹にたたずむ岩間寺は、岩間山正法寺とも称され、古くから霊験あらたかな観音霊場として知られています。
寺の創建は722年と伝えられ、加賀白山を開いた僧の泰澄大師が、元正天皇の病気平癒を祈願して成就させた功により、勅願寺として建立されたといわれています。
泰澄が加賀白山を開く際、桂の大樹から千手陀羅尼を感得し、その木から等身大の千手観音像を刻み、本尊として祀ったそうです。

この本尊は「汗かき観音」として広く信仰を集めています。伝説によれば、観音は人々を救うため、毎夜百三十六の地獄を巡って苦しむ者を救済し、夜明け頃に寺へ戻ると全身が汗で濡れていたことからそのように呼ばれたそうです。
その慈悲深い姿から「ぼけ封じ観音」としても知られ、多くの参拝者が祈りを捧げています。
また、泰澄大師が雷を弟子として従え、参詣者に災いを及ぼさないよう約束させたという伝承も残り、「雷除け観音」としての信仰も厚く、毎年4月17日には雷神祭が行われます。

境内は木立に囲まれ、静かな山寺の風情に満ちています。
本堂や大師堂が並ぶほか、本堂脇には「芭蕉の池」と呼ばれる古池があります。この場所は俳人・松尾芭蕉が名句「古池や蛙飛び込む水の音」を詠んだ地と伝えられ、今もなお往時の静寂を感じさせます。
岩間寺は西国三十三所観音霊場第十二番札所として巡礼者の信仰を集めるとともに、びわ湖百八霊場の一つにも数えられ、歴史と伝説、そして自然の静けさが調和する霊場として多くの人々を惹きつけています。

岩間寺へのアクセスは、電車を利用する場合はJR石山駅からバスで15分、中千町停留所で降りて約50分、自動車を利用する場合は、京滋バイパス石山ICから約20分です。

■岩間寺
https://iwama-dera.or.jp/

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