滋賀県大津市の唐崎神社は、日吉大社の摂社として知られ、近江八景の一つ「唐崎の夜雨」に名を残す、びわ湖畔の景勝地に鎮座しています。
湖面に降る静かな雨と松のシルエットが織りなす情景は、古来多くの人々を魅了してきました。
境内には、松尾芭蕉が「辛崎の松は花より朧にて」と詠んだことで名高い霊松があり、現在も樹齢約100年を数える堂々たる姿を保っています。
この唐崎の松から分けられた松が、金沢の兼六園の名木として育てられていることもよく知られています。
唐崎の地名は、日吉大社で代々神職を務めた家の祖先である琴御館宇志丸がこの地に住んでいた時に名付けたことに由来すると伝えられます。
また、天智天皇が奈良の三輪山から大己貴神を大津へご勧請された際、びわ湖を渡って最初に降り立った場所が唐崎であったとされ、この場所はまた、日吉大社西本宮のご鎮座とも深い縁を持つ土地です。
ご祭神の女別当命は琴御館宇志の妻神で、持統天皇の御代、697年の創建と伝えられています。
唐崎神社は琴御館宇志の御妻君がご祭神で、古くから祓の霊場として信仰を集め、平安時代には「七瀬の祓」のひとつとして、都人や姫君たちがお祓いを受けたといわれています。
女別当社と呼ばれることもあり、特に女性の信仰が篤く、婦人病や下の病に霊験があると伝えられてきました。
毎年4月28日には春季大祭、10月28日には秋季大祭が行われ、祭典後には巫女による湯立て神楽が奉納されます。その湯はご神水として、無病息災を願って訪れた参拝者に振る舞われます。
さらに7月28・29日には、夏の健康と病魔退散を祈る「みたらし祭」が盛大に行われ、ちの輪くぐりや湖上での願串焚き上げ神事、手筒花火の奉納など、多彩な行事が夏の夜を彩ります。期間中は多くの提灯が境内を照らし、甘味などの屋台も並び、大いに賑わいます。
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