滋賀県大津市にある安養寺は通称立木観音と呼ばれ、親しまれています。
地元では「立木さん」とも呼ばれていて、かの弘法大師空海が厄年の42歳のときに開いたため厄除けの寺としてよく知られています。
安養寺の境内は、瀬田川の河畔から続く約800段の石段を上った先の山腹にあり、毎月17日は縁日となっていて、月詣りをする参詣者で賑わいます。

平安時代の初めの弘仁6年、弘法大師空海がこの場所を訪れた際、瀬田川の対岸に眩く光る霊木を見つけたのですが、瀬田川の流れが速かったため、渡ることができずにいると、そこに白鹿が現れて弘法大師を背にのせて、岩の上を跳んで川を渡ることができたそうです。
そして霊木に近づくとその白鹿はあっという間に観世音菩薩に姿を変え、そのまま空に消えていったといわれています。
この出来事に感動した弘法大師は霊木に等身大の観世音菩薩像を彫り、これを本尊として安養寺を建立したとされています。
弘法大師はこの時42歳の厄年だったため、厄除けの霊験がある観音像として広く親しまれてきました。

立木観音(安養寺)へのアクセスは、電車を利用する場合はJR琵琶湖線石山駅を降りてバスに乗り、立木観音前停留所で降りてすぐです。
自動車を利用する場合は、名神高速道路瀬田東ICから約15分です。

■厄除 立木観音(立木山 安養寺)
https://www.tachikikannon.or.jp/

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