滋賀県大津市の国分二丁目にある近津尾神社の境内に、かつて江戸時代に松尾芭蕉が4カ月ほど暮らした草庵「幻住庵」の跡地があります。
松尾芭蕉には数多くの門人がいましたが、その中の一人菅沼曲翠が伯父である幻住老人が所有していた庵を改修し、そこを当時義仲寺で暮らしていた松尾芭蕉に隠棲地として提供しました。
その庵は菅沼曲翠が伯父の名をとって「幻住庵」と名付けられました。
松尾芭蕉は「幻住庵」からの眺望をとても気に入り、そこでの生活を綴った、有名な「幻住庵記」を記しました。

幻住庵があった場所は長らくひっそりと跡碑と句碑が立っているだけでしたが、1991年に「ふるさと吟遊芭蕉の里」事業の一環として再建されて今に至ります。
句碑には「幻住庵記」を結ぶ句が刻まれていて、作中に出てくる「とくとくの清水」が今でも流れています。

「幻住庵跡」へのアクセスは、電車を利用する場合は、JR石山駅を降りてバスに乗り、「幻住庵」停留所で降りてすぐです。
自動車を利用する場合は、京滋バイパス石山ICから約5分です。

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