滋賀県大津市の近江神宮では、毎年6月30日の夏越の大祓の日に1年を2つに分ける節目の日として「饗宴祭」が行われます。
この祭典は年に一度、大津京の時代に食べられていたとされる湖国近江国の特産物などを特殊神饌としてお供えすることで大津宮が栄えていたころを偲ぶ特別なもので、多くの人々が訪れる一大イベントとなっています。

祭典はまず、滋賀県内の特産物を用いた熟饌料理の奉納や奉仕者の供奉行列と稚児による古式神饌の奉納、宮廷調理師の清和四條流包丁道による「鮑の包丁式」の奉納、みたましずめの神楽「鈴の舞」の奉納といった行事が行われます。

その後、直会・余興として無病息災で夏を乗り切れるように、夏越の薬膳料理を食べたり、「神々とともに歌い遊ぶ」をコンセプトに日本舞踊や民謡を楽しんだりします。

饗宴祭への参加には、直会に出席を希望する場合は料理の数に限りがあることから事前の申込が必要ですが、外拝殿前で観覧するのみの場合は自由に見ることができます。
会場となる近江神宮へのアクセスは、電車を利用する場合は京阪石山坂本線近江神宮前駅から徒歩で約10分、JR湖西線大津京駅から徒歩で約20分です。自動車を利用する場合は名神高速道路京都東ICから約10分、大津ICから約15分です。

歴史と伝統の重みを感じながら、現代の活気も楽しむことができるこの饗宴祭にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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