漏刻祭は、滋賀県大津市神宮町の近江神宮で毎年6月10日に行われる、伝統的な祭典です。
この祭典は、近江神宮の祭神である天智天皇が、671年の6月10日に漏刻を用い鐘鼓を鳴らして時を知らせたという日本書紀の記述に基づいて、この日を時の記念日と定め、天智天皇に感謝の祈りを捧げ、社会と文化の発展・産業繁栄・家内安全を祈願するために毎年行われています。
漏刻とは、一定量の水が徐々に流れ出ることによって時間を計測する装置のことで、四段ある水槽の上段から水が順番に落ちていき、最下段の水槽に水が溜まっていき、そこに浮かべてある矢が徐々に浮き上がり、矢に付けた目盛を読むことによって時刻が分かるようにしたものです。
漏刻祭では、実際の漏刻の展示とデモンストレーションが行われ、参拝者はその動作を見ることができます。
また、神事や儀式も執り行われ、王朝装束を着た時計業界の方々とびわ湖大津観光大使の方などが、各メーカーの新製品の時計を御神前にお供えして時計の歴史の進展を奉告し、敬意と感謝の意が表されます。
近江神宮へのアクセスは、電車を利用する場合は京阪石山坂本線近江神宮前駅から徒歩で約10分、JR湖西線大津京駅から徒歩で約20分です。自動車を利用する場合は名神高速道路京都東ICから約10分、大津ICから約15分です。
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