滋賀院門跡は天台宗の寺院で、江戸時代初期に元々京都の北白川にあった法勝寺を現在の京阪電鉄坂本比叡山口駅のすぐそばに場所に移したことから始まります。
後に後水尾上皇から滋賀院の号を賜わり、天台座主となった皇族が江戸時代末まで代々居所としたことから高い格式を誇り、滋賀院門跡と呼ばれています。

滋賀県大津市の坂本には、かつて穴太衆が作り上げた見事な穴太積みの石垣の里坊が数多く残っていますが、とりわけ滋賀院門跡は特に背の高い石垣と白壁に囲まれているのが特徴で、いかにも比叡山延暦寺の本坊というような堂々とした外構えをしています。

滋賀院門跡の境内は約2万平方メートルと広大で、内部には書院や宸殿・庫裏・内仏殿・土蔵などが並んでいて、書院には、数多くの江戸時代初期の狩野派の障壁画が飾られていて、雰囲気はとても豪華です。
また、滋賀院宸殿の西側に造られた庭園は、形式は古いものの味わい深く、落ち着いた雰囲気の名庭として知られていて、宸殿の縁側からゆったりと鑑賞できるようになっています。

滋賀院門跡へのアクセスは、電車を利用する場合は、京阪石山坂本線坂本比叡山口を降りて徒歩で約5分、JR湖西線比叡山坂本駅で降りて徒歩で約20分です。自動車を利用する場合は、湖西道路下阪本ICから約10分です。

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