新築一戸建てイメージ用途地域とは、都市計画法に基づく地域地区のことで、その分類によって建築可能な建物の高さや大きさ、建物の用途などが制限されます。

用途地域は第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域、第一種中高層住居専用地域、第二種中高層住居専用地域、第一種住居地域、第二種住居地域、準住居地域、近隣商業地域、商業地域、準工業地域、工業地域、工業専用地域の12に分類されています。

一般住宅を建築する上で規制が最も厳しいのは第一種低層住居専用地域で、その地域では高さ10mまでの低層住宅しか建築できませんので2階建てがほとんどです。また、境界から家壁までの後退制限があり、店舗や工場なども建設できないので静かな環境が維持され、閑静な住宅地を希望される方には適しているといえるでしょう。

第一種、第二種中高層住居専用地域は低層住居専用地域に比べ、少し建築に関する制限の緩和がされた地域で、小規模の店舗等が建築可能になります。

第一種、第二種住居地域は、中高層住居専用地域より制限の緩和がされており、幹線道路沿いや地域によっては駅周辺がこの地域に存していたりします。

 

このように新築一戸建てを購入する場合は用途地域も考慮して検討するのがよいかと思います。静かな環境を希望する場合は低層住居専用地域を、最寄り駅や買物施設へのアクセスなど利便性を重視するのであれば住居地域や中高層住居専用地域を、といったように用途地域に注目して物件を検討することも大切です。