滋賀県大津市にある聖衆来迎寺は、琵琶湖のほとりに佇む天台宗の古刹で、山号を紫雲山といいます。
寺伝によれば、創建は比叡山延暦寺を開いた最澄と伝えられ、平安時代初期には源信が念仏道場として改称したとされています。
その後延暦寺の念仏道場として隆盛を極め、戦国時代に織田信長による比叡山焼き討ちの際も、森蘭丸の父・森可成の墓があったため焼失を免れ、数々の貴重な寺宝が今に伝わっています。

天台宗は法華経を中心に戒律・禅・密教・念仏を幅広く実践する宗派ですが、その中でも聖衆来迎寺は浄土信仰が色濃い寺院で、寺名の「聖衆来迎」は、臨終の際に阿弥陀如来と菩薩たちが西方極楽浄土から迎えに来ることを意味しています。

大津市内の国道161号沿いに立つ表門は、旧坂本城の門を移築したもので、白壁の塀とともに風格ある姿を見せています。
境内には石造の巡縁を備えた本堂や、狩野派による水墨障壁画を有する客殿、さらに、国宝・重要文化財である建築物・石造物・美術工芸品が数多く所蔵され、その豊富さから「比叡山の正倉院」とも呼ばれています。とくに国宝「絹本著色六道絵(15幅)」は必見で、毎年8月16日の虫干会で公開されます。

また、聖衆来迎寺庭園は県指定名勝でもあり、枯山水に華道の「立花」を取り入れた独特の構成を持ち、鶴島・亀島を配した蓬莱山式の趣もあります。
さらに、庭園の「月見の手水鉢」は水を張ると三日月が浮かぶ風雅な意匠で訪れる人々を魅了します。

聖衆来迎寺へのアクセスは、電車を利用する場合は、JR琵琶湖線大津駅で降りてバスで約20分、JR湖西線比叡山坂本駅で降りて徒歩で約15分、京阪石山坂本線京阪坂本駅で降りて徒歩で約20分です。
自動車を利用する場合は、湖西道路下阪本ICから約5分です。

滋賀県大津市で歴史と文化を体感するなら、琵琶湖観光とあわせて聖衆来迎寺を訪れてみてはいかがでしょうか。

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