佐久奈度神社は、滋賀県大津市大石中町に位置する名神大社で、かつての旧社格は県社で、名神大社として延喜の制に定められるなど地元の名社でした。
この神社は、669年に中臣金が勅願により祓戸の神を祀ったことが始まりとされています。平安時代には、瀬田川の激流を利用した祓いの場として重んじられ、851年には名神に列し、859年には従五位上の神階を授けられました。

社殿はもともと瀬田川沿いにありましたが、1964年の天ヶ瀬ダム建設に伴い、現在の高台に移転しました。
境内には、大津市指定文化財である大石良勝奉納の「板絵著色武者騎馬像」も保存されています。
社殿の移転時には、旧社殿の部材を用いて再建された御旅所も残されています。

「さくなど」という名称は、「急所」を意味する「さくなだり」に由来するといわれ、人々は川の激流が災厄を流し去ると信じていました。
平安時代になると、祓行事が行われるようになり、それは現在まで引き継がれ、毎年7月31日には、川の流れを用いて人々の罪やけがれを祓う「御洗祭」が催されています。

佐久奈度神社へのアクセスは、電車を利用する場合は、JR石山駅を降りてバスで約30分、「大石小学校」停留所で降りて徒歩で約3分です。自動車を利用する場合は、名神高速道路瀬田東ICから約10分です。

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