昔から大津市は複数の重要な街道が通る交通の要衝でした。特に東海道五十三次の53番目の宿場である「大津宿」は街道の宿場町としてのみならず琵琶湖を渡って様々な物品が集まる港町としての役割も果たしていました。そのため数ある宿場町の中でも特に多くの人が集まり、とても賑わっていた場所でした。

歌川広重が描いた「東海道五十三次・大津宿」という浮世絵の中で牛車が描かれていますが、これは大都宿で集まった物品を牛車に載せて京都などに運ばれていた様を表したものです。このように大津市は江戸時代には多くの人と物が行き交う大都市で、その繁栄ぶりから「大津百町」と言われるほどでした。

かつて大いに賑わっていた「大津宿」には多くの史跡が残されています。東海道と北国街道の分岐点で、高札が立てられていた場所でもある札ノ辻や国の重要文化財となっている時雨灯篭がある関蝉丸神社、明治天皇の行幸に使われた本陣跡などはとくに有名です。
他にも大津市歴史博物館や大津百町市、叶匠壽庵、中川誠盛堂茶舗など様々な魅力的な観光スポットがあります。

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